【前回のあらすじ】
手術翌日の明け方、突如押し寄せるお腹の痛み!ズン、ズンズン、ズンドコ!ついに、初めてのナースコールをプッシュした。
朝7時を回ろうとした頃、私は痛みに耐えきれず初めてナースコールを押した。
すると、看護師さんが急いでやってきてくれた。
「めっちゃ痛いんですけど…背中の麻酔が効かなくてヤバイです」
痛み止めの硬膜外麻酔のボトルは、いつもポーチに入れて首からぶらさげているのだが、看護師さんが中身を取り出して残量を確認してくれた。
看護師「もう、空っぽみたいですね」
どうりで、いくらボタン押しても痛いわけだ…!!
看護師「飲み薬(ロキソニン)を出しておきますね」
届けてもらったロキソニンを急いで水で流し込む。
看護師さんに何分くらいで効果が出てくるのか聞いたら、30分くらいとのこと。
まだ30分痛いの…?
早くナースコールすれば良かった…!!!
30分はとても長く感じたが、しばらくするとだいぶ痛みが落ち着いてきた。
そういえば、麻酔の残量って看護師さんが来る度に測量してくれてたよなぁ、と思い出す。
数時間ごとに細かくチェックしてくれてたし、就寝前の時にも「はいOKです!」ってテンションでボトルを袋に戻していたな…。
つまり…
途中で麻酔が切れる事は、全部まるっとお見通しだった…!?
たぶん、硬膜外麻酔がかなりドギツイ薬のため、なるべく早く麻酔なしの状態に慣れるように仕向けてるのだろうなぁ、と予測。
看護師さんがボトルを見て、「ヨシッ」って言っても残量があるとは限らないと学んだ。
▼主治医の回診 麻酔おかわり!
この日の午前には、主治医のA先生がベットまで回診しに来てくれた。
A先生は物静かで飄々とした感じの男性で、白髪交じりの髪から想像してアラフィフくらいのベテラン医師だ(なんとも安心!)。
現在の展開上では存在感が薄いが、通院当初からずっと担当し、手術の執刀もしてくれた大変お世話になっている先生である。
A先生「体調はどうですか?」
私「めっちゃ明け方にお腹が痛くなりました。かなりキツイっすね…」
A先生「じゃあ、背中の麻酔を追加しておきましょう」
ありがたや!!そのお言葉を待っていた!!
これで、かなりツライ時間が軽減される。
私が超痛がりなことは、通院初日からよくお伝えしていた。
喜びのあまりに、膝でくつろぐ猫ちゃんのぬいぐるみを撫で回す。
A先生「おや、猫ちゃんもいるんですか。可愛いですねぇ」
なんと先生も猫派!?いけるクチですねェ!ヒュー!
私「いやぁ可愛いですよね、入院中のお供なんです。手触りも本格派なんですよ〜!!」
社交辞令かもしれないが、猫様の可愛さは揺るぎないので疑いようもない。
猫トークをしたら、少しお腹の痛みが緩和された気がした。チョレイ!
【次回】
2回目の歩行訓練に挑戦!!前回の記録は絶望的な0歩!超低血圧に打ち勝つことができるのか! !
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