【前回のあらすじ】
ついに退院当日!軽やかに精算を済まして撤収する予定も、道中にクシャミをして古傷をえぐってしまった。
▼車椅子で病室に戻される
まさか、最後の最後でクシャミにやられてしまうとは…。
痛み止めを飲んで、ベッドでしばし休憩をとる。
あの時はすぐに立ち上がれなかったが、痛みはそこまで強くない。1時間ほどゆっくりしたら大丈夫になりそうだ。
じっとしていたら痛みが落ち着いてきたので、棚にしまっていた荷物をカバンにしまう。
パジャマやタオルは全部レンタルにしたので荷物は少ない方だったが、いざ持ってみるとカバンがずっしりと重くて持てない。入院する時は軽々と抱えてきたのに。
母親が退院のお迎えに来た時には、
「タクシーに乗るんだし、ひとりで帰れるよ。
過保護オブ・ザ・イヤー!」
って思っていたが、いまの体調ではそのカバンひとつ持てないのである。
来てもらって正解だったなと思った。
▼白衣の天使 看護師さん
人生で初めて入院した1週間、思い出すといろいろと濃密な出来事があった。
ツライ入院生活を一番に支えてくれたのは、やはり看護師さんたちだった。
毎日毎日たくさんの患者さんを相手して大変だろうに、つねに親身になっていろいろをお世話をしてもらった。
私が注射が怖いだの、励ましてくれだのワガママ言っても笑顔で対応してくれた。
手術後の深夜、暗い部屋に懐中電灯片手で看護師さんが見回りに来て、点滴や薬を変えてもらったのを思い出す。
暗い中の作業で大変そうなあ。
もしもだよ?うっかりして点滴とか薬を間違えたら最悪死んじゃうってこともあるんだよなあ。
命を預かる仕事の大変さ、責任の大きさ。
うっかり者の私なんかには決して務まらない仕事だ。(たかが注射でビビってる時点で無理だけど)
普段から"死"との距離も近く、精神的なストレスもスゴイだろう。さらに今年はコロナの影響で余計に気が休まる瞬間なんてなさそうだ。
そんな中で、常に笑顔で対応してくれるのである。
まさに白衣の天使。
いろいろとお世話になりまして、本当にありがとうございました。
それはそうと、夜勤の看護師さんに謝らなければいけないことがあった。
深夜に懐中電灯片手でやってくるため、暗闇の中に猫ちゃんがヌッと出現して、あたかも本物の猫がいるように見えてしまい、「ヒッ!」って悲鳴を上げさせてしまう事件が何度もありました。
申し訳ありませんが、ここはひとつ猫ちゃんの可愛さに免じて許してください。ニャン。
【次回】
久しぶりの自宅。一週間ぶりのシャワーだぜ!(汚)
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