【前回のあらすじ】
ヤマト運輸への大冒険というリハビリを無事終える。
断捨離や メルカリ売れると 嬉しいな(川柳)
▼そんな、できっこないよ…
いままで見て見ぬふりをし続けたが、今日こそ現実を直視しなくてはならない。
お腹のシールを剥がす期日が来てしまった。
主治医A先生から「退院翌日に剥がしてくださいね」と言われていたので、これはやらねばならない任務なのだ。
それに、シール周辺のお肌が荒れてきてしまったのもあり、これ以上粘るのは危険でもある。
怖いけど頑張って剥がそう…
ちなみに、今回の手術では4ヶ所の手術跡がある。
クレーンゲームの機械でイメージすると、
①おヘソ→カメラを入れる
②右側→アームの機械
③左側→アームの機械
④下腹部→景品取り出し口
一番大きい傷は、④下腹部の部分で5cmほどあった。
未だにビビっているので、傷口をじっくり眺めたことはなかったが、勇気を振り絞ってパジャマをめくる。
ぺろり。
どうやら一番大きな傷に、なんかテキトーに修理した跡のようなテープが張ってあった。
細く切った養生テープのような、マスキングテープのような、「こんな簡易でええのん!?」って感じのテープが5枚くらいペロッと貼られている。
よく分かんないけどもう怖い
見るのも憚れるのに、これらを自分で剥がさなきゃいけないだなんて…
だが、やらねばならぬ何事も。
玉と砕けよ!
まずは、傷口に被っていない部分をペリ…ペリ…と剥がしていく。
ちょっと手が滑って痛かったりしたら嫌なので、慎重に慎重を重ねる。
5分くらいかけて外側の痛くない部分だけを剥がし、テープの接面は傷口だけとなった。
気分的には、カサブタを剥がすときの感覚に近いだろうか。
痛いかもしれないし、怖い。
深呼吸をして、1枚目に取り掛かる。
ふぅーッ!
ペリ…ペリ…ペリ…
あっ、ちょっと待って!
痛い…かも…?
いや、痛くない…
大した痛みなんて無いのだが、自分で剥がすとなると思い切ってやれない。
「このまま進めー!」という自分と「いや撤退だ!」という自分の間で、葛藤が起こるのである。
このまま1枚目を全部剥がすのは怖いので、とりあえず5枚分のテープと傷口の距離ギリギリを攻め混んでいく。
単なる時間稼ぎである。
仕方なく、1枚目に再び手をかけ、ゆーっくりと引っ張る。
めちゃくちゃ緊張する…
フーッ。
フーッ。
ペリ…ペリ…
ペリッ!
ちょこっとだけ痛い気がしたが、無事剥がせた!
血は出てないが、傷跡がまだ生々しい。
糸で縫ってあるからパッカリ開くなんて事はないのだが、ちゃんとくっ着いているのか自信がないから怖くて触れない。
ドキドキ動悸息切れしながら、続いて2枚目3枚目と慎重剥がしていく。
1枚目があまり痛くなかったからと言って、 他のテープでも痛くないとは限らないのだ。
ペリペリ…、ペリペリ…、
ペリペリ…、ペリッ!!
痛み自体は大したことないが、精神的な恐怖感がハンパない。
そんなこんなではあるが、5枚のテープを剥がすという一大ミッションが完了した。
所要時間、なんと30分以上。
まさかA先生も、こんなに時間をかけて剥がしていたとは夢にも思わないであろう。
見せてやろう!
超エリート怖がりの圧倒的ビビリ方を!
(`・ω・´)キリッ
【次回】
深夜の痛み再来!!
ねぇ どうして すっごくすごく痛い時 ただ薬飲むだけなのに ルルルルル うまく効かないんだろ。
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