超絶痛がり&怖がりの手術克服記録 〜子宮筋腫編〜

超ヘタレな人間が、どうにかして手術を乗り越えたハウツー満載!30代後半、子宮筋腫の摘出手術体験記です

⑬手術後2日目 お昼の体調チェック

【前回のあらすじ】

午前中、看護師さんと看護学生が見守られながら歩行練習をするも記録10歩で挫折。やばたにえん。

 

午前の歩行練習後、看護師さんが「点滴の針を抜きましょう」と言ってくれた。

ちょっと怖いけど、チューブだらけの身が少しでも自由になるのは嬉しい。  

 

この日、初めての看護実習という看護学生が見学にやってきていた。ピュアなキラッキラした目でご挨拶をしてくれた。

 

お嬢ちゃん、たくさん学んで立派な看護師さんになるんだよ…。

 

看護師さんが、手にがっちり固定されていたテープを外す。針抜くの痛いのかなぁとドキドキしていたら、どんどん 優しい励ましの言葉をかけてくれた。優しいなぁ。

そう思っている内に、いつの間にか針が抜き終わっていた。

 

え、全然痛くない…看護師さん…しゅごい!

 

右手の腕に続いて、左手の甲の針もすんなりと外してしまった。凄腕!

血が止まったところで脱脂綿とテープをペタッと貼ってくれた。

これで両手が動きやすくなったぞ。わーい。

 

次に、お腹の手術跡に異変がないかチェックされた。

傷口の上に脱脂綿やシールが貼られているのでハッキリとは見えないが、ビビリの私は常に見ないようにしていた。

 

見なければ、傷は存在しないも同然だからね!!

 

なのに、この時ばかりはお腹の方をチラッと見てしまった。

 

怖!チューブがお腹に刺さってるやん!

 

看護師さんは「大丈夫ですよ。脱脂綿があるので見えませんよ〜」と優しくなだめてくれたが、

 

「ダメっす…イマジネーションがぁぁああ…!!」ガクッ

 

人間の想像力は無限大!チューブの先がコットンの下に隠れていようが、怖いものは怖いのである!

(このヒドい有様に、さすがの看護師さんも吹き出していた。)

 

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続いては、硬膜外麻酔が刺さっている背中のチューブをチェック。

背中を見せるために上着を脱ぎたいが、未だに着ている手術着の裾が長いためなかなか脱げない。

体勢を変えるためにベッドの柵を掴み、腕の力を使って身体を動かす。

ちょっとずつしか動けないので、何度も柵を掴んで踏ん張った。

 

すると、左手の甲からピリッした痛みを感じた。

 

エッ!手から血が出てるんですけどぉおおお!!

 

脱脂綿から血が滲み出し、赤いしずくが滴り落ちていたのだ。

看護師さんが慌てて止血をしてくれるが、ベッドには点々と血痕がついていた。

 

あっ、もう無理です… ふぇぇ…バタリ

  

そんな様子を、ピュアな看護学生は慈悲深い目で見つめていた。

 

大人の威厳はゼロにて終わった。

 

【次回】

午後の歩行練習でリベンジしてやる!倍返しだ!

 

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