超絶痛がり&怖がりの手術克服記録 〜子宮筋腫編〜

超ヘタレな人間が、どうにかして手術を乗り越えたハウツー満載!30代後半、子宮筋腫の摘出手術体験記です

③筋腫からの猛アピール

さまざまな検査を受けた結果、およそ3ヶ月後の9月末に手術することに決定した。

すると突然、筋腫が猛アピールし始めたのである。

 

筋腫「あっ、目が合いましたね…」

 

今まで体調に大きな影響はなかったが、急にお腹がズンドコ痛い日がちょくちょく続くようになったのだ。

 

やべー感じに痛い…。

 

痛みのあまり、顔色が悪いことを指摘されることもあった。

 

 

また、普段の服装は常にパンツスタイルだったが、お腹がゴムの寝巻きですらキツくて履いていられない。慌ててユニクロでワンピースを何着も購入した。

 

貧血なのか立ち上がるたび、立ちくらみしてしまう日もあった。

 

その中でも、一番恐ろしかったのが…

 

あれ、筋腫さん、大きく成長してません?

 

今までは、ゆらこ(腰痛クッション)を使って寝転んだ体勢のときにしか筋腫が目立たなかったが、普通の姿勢でも下腹部にポコッと手のひらサイズに出ているのがわかるのである。

 

急成長ぶりは、久しぶりに会った姪っ子の成長どころではない。

体感的に、幼稚園だった子が一ヶ月後に高校入学するぐらいの感じである。

(姪っ子いないから知らんけど)

 

あまりの急成長ぶりに怯えるには理由があった。

子宮筋腫と似たような症状で疑われる病気に、子宮肉腫がある。

 

 子宮肉腫|日本婦人科腫瘍学会

 

1年間に10万人あたり1人未満と非常に珍しい病気ではあるが、なかなか質の悪い病気のようで、

 

全体の50%生存期間は28カ月と、未だ予後不良な疾患

子宮の肉腫 | 希少がんセンター

 

えっ?患者さんの半分が、生き残れたの2年半以下!?

 

治療の大変さは、子宮筋腫の比でない恐ろしい病気である。

急に巨大化した腫瘍は、肉腫の可能性を疑うらしい…。

 

筋腫ですら怖いのに、万が一肉腫だったら…(怖)

 

しかし、肝心の筋腫なのか肉腫なのかは、専門の医師がMRIを見ても判別できない。

手術で筋腫を摘出して、検査に出さない限りわからないのだ。

 

(※最終的な検査結果は来週の診察で聞くのですが、体調面やMRIの傾向を見て

 肉腫である可能性はかなり低いと言われている。)

 

ともかく、早く処方してもらったホルモンを抑える薬(レルミナ)を飲みたいのに、飲み始めていいのは次の生理が始まってからだった。いつもよりも2週間近く整理が遅れたので、一月半近く苦しめられた。

 

しかし、ホルモンを抑える薬を飲んでいくうちに、スルスルと体調が戻ってきた。

2ヶ月後には、出っ張っていたお腹の固まりが居なくなったと錯覚するほど。

 

手術しないで、この薬を飲み続けたらいいのでは…?

 

と思ったが、残念ながら骨が弱くなってしまうので飲めるのは半年と決められていた。一時的に閉経状態にしているため、人によっては副作用で更年期障害のような症状がでるらしいが、幸運なことに特に副作用は現れなかった。

 

つまり、夏頃にはいつも通りの健康体になっていた。

毎日が快食快眠快便である。

 

あれ、手術する必要あったっけ?

 

まさに「喉元過ぎれば熱さを忘れる」だが、所詮は一時しのぎ。

手術日は着々と迫ってくるのである。

 

 

 

 

 

怖いのも痛いのやだよーーー!

 

 

 

 

 

と、駄々をこねるかと自分でも思っていたが、ずっとどこか他人事に感じていた。

ちゃんと考えてしまうと、ハートが耐えられないのである。

 

こうして、手術を乗り越えるための対策を考え始めた。

 

作戦 その1 〜最大級のご褒美を用意〜

私が大好きな物といえば、猫ちゃん。

子供の頃に飼っていた愛猫を交通事故で亡くして以来、辛い思い出に引っ張られずっと我が家では猫を飼うのを辞めていた。

でももう20年近く経つので、そろそろいいんじゃないかな。

 

 

 

私はこれからの人生、

猫様の下僕として生きていく!

 

 

猫様のお世話をさせてもらうのが、私の最大の喜びである。

いままでは猫様に夢中になってしまい、人としての暮らしをすべて捨ててしまう危惧があったが、もう我慢しない!!

 

 

俺…この手術を終えたら、

故郷に帰って猫ちゃん飼って暮らすんだ…。

 

 

作戦 その2 〜心の拠り所を作る〜

人生で初めての入院、初めての大手術。

とても不安で心細いのに、今の時期はコロナの影響で肉親ですらお見舞いに来れないという。

 

せめて気持ちを落ち着かせる物を…、と思いお供を連れて行くことにした。

 

 

 

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猫ちゃんの超リアルなぬいぐるみ。

 

 

 

友達Kちゃんがプレゼントしてくれた、手触り最高でモフモフと可愛いこの子を入院のお供に連れて行ったのである。

 

客観的に見れば、アラフォーの女性がぬいぐるみ持参で入院。

どう考えても超ヤバそうな人物になるが、背に腹は代えられない。

 

非常事態じゃ!

人の目なんか気にしてる場合じゃねえ!!

 

私は強いハートで、猫ちゃんを持ち込むことにした。

すると、結果的にこの猫ちゃんがものすごく良い仕事をしてくれるのであった…!

猫ちゃんがもたらした、スゴイ効果とは…!? 

 

【次回】

ついに入院へ!用意するのは猫だけじゃない!!

 

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