【前回のあらすじ】
手術直前!今まさに まな板の上の鯉状態!これからめっちゃ太いお注射 ”硬膜外麻酔”という試練が待ち構えていた…!!
▼第二の刺客 ”硬膜外麻酔”
今回の手術には、2種類の麻酔を使用するという。
1つは"全身麻酔"、もう1つは全身麻酔の前に打つ"硬膜外麻酔"というもの。
寝てしまう全身麻酔は私の中ではノーカウント同然だが、こちらは耳慣れない。
硬膜外麻酔
背中を局所麻酔した後に、比較的太い針を硬膜外腔まで進め、この針伝いに直径僅か1mm弱の細い管を硬膜外腔に留置し、この管を通じて局所麻酔薬などの鎮痛薬を注入する。
はっ?背骨になんか入れる?めっちゃ怖いやんけ…
事前に麻酔科の先生から説明を受けているが、いざ今からぶっ刺されると思うと心拍数が上がってくる。
「あの、超痛がりでビビリなので…
そこの所いい感じによろしくお願いします…」
これで看護師さんたちがいつも以上に優しくしてくれるだろう。
そういう算段で、より弱々しく伝えた。
ついに「横向けに寝て背中を丸めてください」との指示が出る。
事前にもらった資料には、「猫が丸まって寝るように背中を丸める」と書いてあったので、自分も可愛い猫ちゃんになったつもりで全力で丸まる。
うわ、急に緊迫感が出てきた…
急にビビりだした気配を察してか、看護師さんが手を握って励ましてくれる。
手術着をひん剥かれ、消毒液を塗られる。
何か背中に当たる感触がする…!あっ…
刺す?刺すの?
いま刺すんでしょ…!?
医師「今、位置確認で触ってるだけですよー」
ちょっと背中になにかが触れただけで、ビビる、ビビる。
医師「まず、局所麻酔を打っていきますね」
太い針で管を入れる前に、部分的に麻酔をして刺す痛みを軽減するという。
何をするか優しく解説してくれるのだが、超怖い感じは拭えない。
手を握ってくれている看護師さんをすがる目で見つめてしまう(麻酔の先生は背中側なので見えない)
ホラー映画と一緒で、よく見えないほうが怖いよね!
背中にぶっ刺すという恐怖には耐えられない…。
大人しく待っていると、 無駄に背中に全集中してしまうのだ。
この恐怖感に耐えきれなくなった私は…
「あ、この麻酔ってあるとないとじゃ術後の痛みが相当違うんですよね?そう聞いたので、やっぱ今は大変でもやっとかないとですよね!!!!そうそう!あ〜仕方ない!打っとこ打っとこ!!」
ひとりマシンガントークになった。
医師「じゃあ局所麻酔しますから、少し痛みますね」
プスッ…
「あっ、なるほど!なるほど!背中に痛みが、ありますねェ〜!!ど、どうにか大丈夫…!じゃないですねェ〜!!」
ぬわーーっっ!!
痛み Level 7
最初の麻酔なので、背中の神経は超敏感!!
だが、ずっと喋り続けることによって気が散り、なんとか耐えられた。
そうか、怖い時は喋り続けたらいいんだ…!!
(身体が動いてしまうと余計に痛いことになるので、動かすのはもちろんお口だけ!!)
続いては、太い針で背中に細い管を入れるという。
かなりのパワーワードだが、今の私はマシンガントークという必殺技を編み出しておる!!
医師「じゃあ、管を入れていきますね」
「あっ、なるほど!なるほど!背中に痛みが、思ったよりも!!…無いですねェ〜〜〜〜!!」
痛み Level 2
局所麻酔のおかげで想像以上の痛みはなかった。
痛いというよりも、背中を触られて何か作業されている感触がある。
なんか怖いので、この時もずっと喋り続けていたと思う。
▼人生初めての全身麻酔
無事"硬膜外麻酔"が終わり、続いては全身麻酔。
だが、
針じゃないから怖くないもん♪と急に楽勝ムード
医師「じゃあ、どんどん眠くなっていきますからね〜」
手術が寝てる間に終わるだなんて…
そんなことを思っていると、いつの間にか意識を失っていた。
【次回】
手術から目覚めたら…そっちのが痛いんでしたっけ!?
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